人気ブログランキング | 話題のタグを見る

EBMとNBM

母艦で、痛みの局所における酸素欠乏について、ちょっとした議論がありましたね。

TMSジャパンのトップページにはこんな風にかかれています。

1991年、医学界に『EBM』(科学的根拠に基づく医療)という概念が導入されて以来、腰痛の捉え方も「生物学的損傷」から「生物・心理・社会的疼痛症候群」へと大幅に変更され ました。さらに1998年、『NBM』(個人的背景に基づく医療)という概念の誕生によって、医療の基本ともいえるサイエンス(EBM)とアート(NBM)の統合が急務となっています。

わたしたちTMSジャパンは、ニューヨーク大学医学部のジョン・サーノ教授が発表したTMS(緊張性筋炎症候群)理論を出発点に、EBMによって解明された科学的事実(欧米の腰痛診療ガイドライン)とNBMをどう組み合わせるかを模索しつつ、腰痛にまつわる迷信や神話の犠牲者を一人でも減らし、現時点でもっとも効果的な腰痛治療プログラムを提供していきます。



EBMにもとずく治療法は、現時点でほぼ正しいのでしょう。
でも、メソッドの治療プログラムには EBM の観点からみると下の方のレベルのもの(EFT・アファーメイション・一人小芝居など)も多く取り入れられていて、それによって完治した人、改善された人は大勢います。

センセの最大の武器である、トリガーポイントブロック注射もEBMのレベルでは有効性は認められていないとのこと。でも、欧米のガイドラインで言われているトリガー・・・とセンセのされるトリガー・・・は異次元のもののような気がします。

アファーメイション これ、作者は長谷川先生(サーノの文の引用だと思いますが)です。

最初の文は 「私の症状は単なる軽い酸素欠乏によって起きている」 です。

そう思っているひとは、この文を使って、それをイメージすればいいのです。
そんなこと科学的に証明されていないのだから信じられない、と思う人は使わなければよいのです。

それが NBM なのだ。

ホリーも書いています。何をおさがしですか?

証明できないことで議論をするのはナンセンス。不安になるのは損というものです。

by keisyan | 2005-05-12 21:47 | 雑記