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心理学と宗教の違い

このブログで何回か紹介したことのある 『アドラー心理学 トーキングセミナー』 より


― 心理学とカウンセリングとかに長年たずさわっていらっしゃる方は、やがて宗教的な境地へ行かれることが多いように思うのですが、なぜなんでしょうね。


個人のことは知りません。
信仰を持たれるのは、まったく個人的な問題だから、私がコメントする資格がありませんし、またその気持ちもありません。
個人のことじゃなくって、宗教と心理学の関係について、わたしか考えていることなら話してもいいけれど。


― ええ、是非。


これは考えておかなければならない問題だと思うんですよ。
アラン・ワッツケン・ウィルバーのように、トランスパーソナル(超個)心理学なんいって、宗教と心理学の境界みたいな仕事をする人たちがあわられましたね。
私のアドラー心理学理解は、オーソドックスなアドラー心理学よりは幾分かトランスパーソナルががかっているので、ときどき私に 「アドラー心理学は宗教ですか?」 って質問する人もいますしね。


― どうなんですか?


もとろんノーですよ。どう違うかというと、2点ほど違いがあると思う。
まず第一に宗教というものは、どんな宗教であれ、宇宙の絶対の真理の存在を信じている。というカタチで人格化されている場合もあるし、仏教の法(ダルマ)のように非人格的な場合もあるけれど。

一方心理学は 絶対の真理の存在を前提にしていないか あるいは暗黙の前提にはしても、それは 科学的な方法によっては知りえないと考えているか あるいは知りうると考えていても、心理学の取り扱う対象ではないと考えているのか いずれかで、要するに絶対の真理とは関わらない

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第二に、宗教は、宇宙の真理は超越的なものであって、通常の方法では知り得ないから、それを知るためには、なにか、超越的な神秘的な方法を使わなければならないと考える。
そうではない宗教もあるので、これは絶対的な条件ではない。 


― そうでない宗教ってたとえば?


私の知っている範囲では、南伝仏教や禅仏教の本質的な部分はそうだと思うんですけれどね・・・。

さて心理学のほうは、少なくともアドラー心理学に関する限りは、神秘的な方法に頼ろうとは思っていない。合理的な、理性で理解できる方法の範囲内で動いてゆこうと思っています。
他の心理学も、まともなのは、きっとそうだと思います。この二点で、心理学と宗教とは違っている



私が今興味があるのは宗教ではなく心理学なんだと確認!


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by keisyan | 2005-08-03 19:05 | 読書