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SAD

金沢で開催された 金沢不安障害フォーラム にオフ会参加のために一日早く羽田から飛んできたellyちゃんと二人で行ってきました。

【加茂センセの症例報告】
(筋骨格系の痛みの治療戦略の見直し:損傷モデルから生物・心理社会的モデルへ:構造から機能へ:整形外科から心療内科へ)

少し時間が足りなかったようで、後半は慌しい感じがしましたが、とても解りやすい報告でした。
最初に痛みのメカニズムを説明し、実際に行った具体的な治療方法を示し、その後の状況を患者さん自らの体験談という形で締めくくる。体験談にエビデンスはないでしょうが、痛みは個人的なものでありながらも実際に改善した生の声は一番説得力があるように思います。最後の症例では、改善後の輝くような笑顔の写真(^^)vも紹介され(もちろんご本人には了承済みとのこと)感激しました。

センセ、お疲れさまでした。


そして、、、

【特別講演】 「不安障害 ~PD、SAD~ 」
東京大学名誉教授 医学博士 久保木 富房 先生



PD ・・・ パニック障害        SAD ・・・ 社会不安障害


パニック障害の知識はありましたが、SADの知識はありませんでしたが、久保木先生のお話は私の心にヒットすることばかりで、アッいう間の一時間でした。


医学・健康情報サイト より

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社会不安障害(SAD)

【症状・説明】

社会不安障害(:以下SAD)の患者は、人前で自分が何かおかしなことをしてしまうのではない かという「強い不安」を抱き、また、それを他の人に気づかれまいとして、 不安のもととなる状況を避けようとしてしまう病気である。

例えば、「話をしているときに声が震えたり、顔がひきつったりしてい ると他の人に気づかれて恥ずかしい思いをするのではないかと考えて非常 に不安になる」、「手が震えていることを気づかれるのではないかと心配 になり、他の人がいるところで食事をしたり、字を書いたりすることを避 ける」といったことである。

SADは、以前は「稀な病気である」という認識だったが、「全人口 の約10~15%の人が罹患(りかん:病気にかかること)している」という 海外の大規模調査の報告もあり、現在ではSADは決して「稀な病気で はない」と認識されるようになっている。

SADは、10代半ばから20代前半で発病することが多く、性別では男性よ り女性のほうが多いと言われている。なお、アメリカで行われた調査によ れば、SADの発病年齢の平均は15歳となっており、不安をもつ障害の中 で最も発病年齢が低いと言われている。


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単なる性格や当人の努力が足りないというものではなく、適切な治療で改善することが可能な障害なのです。

私にとって、このフォーラムに参加することができ、講演を聞くことができたのは本当に幸運でした。

素晴らしい講演をお聞かせくださった久保木先生、そして講演会に導いてくださった加茂センセ、一緒に参加してくれたellyちゃん、とってもとっても感謝しています。

by keisyan | 2007-06-03 20:35 | 痛み