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暗闇と痛み

今センセのブログを訪問したら トリビアの泉 で良くにたことを書いていらっしゃるのでトラックバック!

・・・私たちの悩みや心配事、時間帯や季節にも関係しているのですか。

先ほどお話したセロトニンという物質は、明るい場所にいると多くでてくるんですね。例えば冬の北欧は昼間でもほとんど真っ暗ですが、その時期はうつ病になる人が多いのです。

「季節うつ病」と呼ばれる病気ですが、その人たちを明るい場所に連れて行ったり、部屋に光を入れて明るくしたりすると元気になります。
簡単にいうと、脳jは明るい場所に行くと元気になるような仕組みになっているんですね。

例えば引きこもりの状態になっている人を無理に外に連れ出すことは難しいでしょうけれども、せめて窓から外の明かりを入れるということが大切だと思います。

暗い所にいると、人間というのは絶え間なく暗いことを考えるものなんです。それは、元気をだす物質が脳内で生産されなくなるからなんですね。ですから、落ち込みそうなときは明るい所を散歩してみるとか、外で草花をいじってみるといいと思います。

セロトニンは、夜になるとメラトニンという物質に変わります。メラトニンというのは眠りを導く物質ですから、つまり昼間は明るい所に、夜は暗い所にいると人間はよく眠れるということです。

逆に昼間から暗い場所にいると、夜は眠れなくなります。

こういう仕組みを理解することも、うつ病を理解する上では大事なことですね。

・・・一日の中でも、朝と昼と夕方と夜では人間の脳と心の状態は変わるのですか。

昼間は交感神経が働き、夜は副交感神経が働いています。交感神経は戦いや競争に使われる神経、副交感神経は休息の神経ですが、明け方頃は、交感神経と副交感神経が交換する時間帯です。
例えば交感神経は心臓をドキドキさせる神経で、副交感神経はそれをゆっくりさせる神経ですから、不整脈になったり狭心症の症状がでます。
また、交感神経は気管を広げる働きがあり、副交感神経はそれを収縮させる働きがありますが、この受け渡しがうまくいかないと明け方に喘息の発作が起きたりするんですね。

つまり明け方というのは、いろいろな病の症状が出やすい時間帯ということです。

そもそも交感神経や副交感神経といった自律神経は、脳の真ん中にある視床下部の命令で働いています。この視床下部というのは非常にストレスの影響を受けやすいんです。

ストレスが強くなると交感神経と副交感神経のバランスが崩れますから、突然、心臓が細動を起こしたりします。心房で細動が起こり、その中で血が固まると脳梗塞になったりするんですね。このことからも、私たちの健康を保つために、心の平静を保つことがいかに大切かがわかると思います。

最近は「血液をサラサラにする」という宣伝文句でさまざまな健康食品が紹介されていますが、いくら体にいいものを食べて血液をサラサラにしても、心が乱れているとやはり血は固まってしまうのです。

まず、悩みや不安を少なくする考え方をして、ストレスを減らすことが大切だと思います。


そっかセロトニンは夜はメラトニンという物質に変化するのですね。
交感神経はケッカンを収縮させて筋肉に痛みに発生させるとはご承知のとおりですが、ケイしゃんが明け方痛いのは、交感神経と副交感神経の受け渡しが上手くいっていないのからかもしれませんね(~_~)

by keisyan | 2004-11-06 12:58 | 読書