カテゴリ:自閉症( 30 )

プロチチ

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『プロチチ』を読んだ。


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○相手と視線を合わせるのが苦手

○予想外のことが起きるとパニックになる

○複数のことを同時にできない

○言葉を文字通りに受け取る

○相手に気を使わずに思ったことをそのまま口に出す
相手が気分を害しても気づかない

○過去の記憶が突然、目の前に蘇る

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↑はアスペルガーの特性ですが、漠然としていてなんだか解りにくいですよね。

それよりも、このコミックに書かれているエピソードやちょっとした会話に心打たれた!

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僕はやりかけの作業を(しかも完璧に完成間近の作業を)中断」するのがひどくひどく苦痛なのだ。
それは喩えていえば、排尿や排便を中断するのと同じくらいの耐えがたい苦痛。


(急に呼んでもなかなか部屋から出てこないことが多い息子)

僕には、僕でない人間の頭の中を想像するのが難しいようだ
「思いやりがない」というらしい


(表情で気分を読み取れないことが多い)

初対面の人は、特に仲良し団体は苦手だ。
息の合った大縄跳びに入る時のあの感じ・・・


(勢いよく回っていると怖くて入れないよね)

目も合わせない不審者、空気の読めない変なやつ・・・
という陰口を聞いた妻が叩きつけたセリフ!

「あの人はあんたらと違って、裏も表もない人だからね。あの人が口にするのはホントのことだけ。お世辞もなければ、陰口もないの。ヘンどころじゃない。特別まともな人なのよ。」


(スカッとした~~、そうです、息子は特別にまともな人なのです!)

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by keisyan | 2012-02-02 11:43 | 自閉症

自閉症者の脳

今朝の読売新聞の記事です。

【自閉症者の脳・たんぱく質の減少】

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自閉症患者の脳では、感情などに関係する神経がうまく働いていないことを厚生労働省研究班(主任研究者=森良夫浜松医大教授)が明らかにした。

脳内のたんぱく質が健常な人に比べ3割程度少ないという。
自閉症の新しい診断や治療法に結びつく成果で、米専門誌に5日掲載された。

自閉症は
①相手の気持ちが読めない
②自分の気持ちをうまく伝えられない
③特定なものに強くこだわる
―などの症状があり、100人に一人の割合で患者がいるとされる。

自閉症は脳内の神経伝達物質であるセロトニンとの関係を指摘する「セロトニン仮説」が有力視されてきたが、証明されていなかった。
研究班は、18~26歳の自閉症患者20人の脳を陽電子放射断層撮影で計測。感情などをつかさどるセロトニン神経の表面にあり、セロトニンを回収する働きを持つたんぱく質が、脳全体で減っていることを初めて示した。
た、脳の帯状回という部位でこのたんぱく質が少ないと「相手の気持ちが分からない」という症状が、視床という部位で少ないと「こだわり」という症状がそれぞれ強まることもわかった。

研究班は「自閉症は脳の障害であることがはっきりした。治療法開発に加え、社会的理解にもつながる」と期待している。

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セロトニンというのは慢性痛に対してもとても関係が深い神経伝達物質ですよね。

慢性痛患者の脳を調べたら、健常者とは違う何かが出てくると思う。
慢性痛も 『脳の障害』 なのだから・・・
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by keisyan | 2010-01-06 08:30 | 自閉症

色をつける

・方言を使う
・トーンを変える
・感情を込める

↑って言葉に色をつけるということですよね。
その色に集中すると文章の意味が解らなくなる。
文章の意味に集中すると色が見えなくなる。

定型発達の人は、意識しなくても 『文章の意味を汲み取ること』 と 『付いている色』 の二つを同時に理解することができますが、発達障害の人はこの二つを同時にするのが苦手なのだと思います。

もう一つ 『思いに至らない』 というフレーズが頭に浮かんだのですが、ちょっと考えてみます。
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by keisyan | 2009-12-23 08:53 | 自閉症

声のトーン

自身がアスペルガーの方のブログを読んでいて、発見したことがあったので忘れないうちに書いておきまっす。

声のトーンに関してです。

この当事者の方は 「自分の声のトーンが相手にどんな印象を与えるかを想像するのが苦手」 なのだそうです。

このブログに書かれているエピソードを読んでいて、息子もそうなのではないかと思いました。

我が家のよくあるエピソード

テレビのクイズ番組の見ていて

母(私) 「あれ?これってひらがなで埋めるの?漢字で埋めるの?」

息子 「最後まで説明を聞けっていうんだよ!」 とか 「下に書いてあるだろ!」 
    と吐き捨てるように言う

気まずい空気が流れる ・・・

母(私) 「 ・・・ 」  (なにか気に障ること言ったかな?)

父(ダーリン) 「 ・・・ 」  (なにか思うところがあるのだろう!)



「気に障ることを言った」のでも「何か思うところがある」わけでもなく、単にキッパリと正しいこと(ちゃんと聞けということ)を私に伝えてかっただけなのでしょう。

意味のない文章(例えば「電気をつけます」)を 『楽しそうに』 『悲しそうに』 『怒っているように』 言ったとします。
前述のブログを書かれた方は 『楽しそうに』 と 『怒っているように』 の区別がつかなかったそうです。
ご自分の分析では、おそらく声のトーンが似ているからではないかということ。

息子のエピソードの場合も、楽しくてテンションが上がっている状態だったのかも(^^ゞ
だって、この【ネプリーグ】という番組、一緒にみるのが好きなんですもの(^_-)-☆
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by keisyan | 2009-12-19 19:47 | 自閉症

障害話し合える社会へ

12月に入って、読売新聞で 『発達障害』 の特集が8回にわたって連載されました。

最近、テレビや新聞で取り上げられることが多くなりました。

私も折につけ周囲の方にお話しているのですが、やはり 「発達障害」 といっても 「???」 という反応(~_~)

MPSも発達障害もまだまだ啓蒙が必要ですね ・・・ ガンバ(^_^)/
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by keisyan | 2009-12-12 11:56 | 自閉症

二種類の人

『親子で発達障害だから言いたいこと・・・コアラさん』 より

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・・・

それに加えてアスペルガー症候群の人は特定の事柄にすごい知識をもっていることも多いし、厳格な裁判官のような忠告もする。
なのに、服を変なふうに着ていても気がつかない、普通なら恥ずかしいと思うようなことを平気でやる、そのギャップが大きい。

一般的には、「とんでもないことをするが、ありきたりのことができない」としか見えない人でもあるのです。

しゃべれるはずの人が話しかけに応じない、かってにニヤニヤ笑っている。
ささいなことで泣きわめく、みんなが楽しそうにしているのにちっとも楽しそうでない、一人で黙々と何かをしている、いつも妙な手順を守ろうとする・・・・というのは、不可解を通り越して、不愉快は印象をもたれてしまうようです。

融通が利かないことは「気持ちが通じ合える実感がない」と思われ、その場にふさわしくない行動をするのは「反抗的だ」と見えてしまう。
しかも外見上は普通だから、普通の尺度で「よいか悪いか」という基準で計られる。

親子共にアスペルガー症候群だと。子どもがこういう行動をしていても不思議だと思わないという利点があります。
だって、それは自分自身がやっていたことだから。
でもほかの人はそんなことは知りません。
そこで、以下は私からの要望です。

人類には、二種類の人がいる。
自閉症の人とそうでない人の二種類。
でも、やはり人類の仲間。
これが常識になってくれるといいな、と思っています。
だから、仲間はずれにしないでください。
そして、ごくごく普通の隣人になってほしい。


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「人類には、二種類の人がいる。」
これってものすごく極端に書かれていると感じるかたもいるでしょう。
でも、私にはすごく納得できることです。

先日、発達障害親の会に行ってきました。
おなじアスペルガー症候群という障害をもつ子どもたちですが、それぞれに個性があり、それぞれに苦労もあり、またそれぞれに喜びもあるのですね。
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by keisyan | 2009-08-19 21:47 | 自閉症

正しい知識と概念が広まりますように・・・

7月22日(水) 【ザ!世界仰天ニュース】  「空気の読めない脳」 

で 泉流星さん のことやってました。

覚書:小さいころより標準語で話す。文章は具体的に完結型で伝える。気持ちと表情にずれがある。耳からの情報は苦手。

流星さんはご自分のことをエイリアンと表現されていますが、、、
そういえば主治医からは悪い意味ではなく 「宇宙人だと思ってください」 といわれました。





7月24日(金) 【ナビゲーション】 「見過ごされた障害」

では、石川県の取り組みについても放送されました。
いろいろな試みが始まっているようですが、体調をみて焦らず進んでいきます。

覚書:同時に二つの仕事は苦手。集中力は大。

この放送は東海北陸地区限定ですが、日曜日 総合 午前8:00~8:25 (明日)再放送されるようです。
興味のある方は是非ご覧下さい。





そして
アスペルガー症候群の青年が主人公の映画 【アダム】

日本での放映はいつなのでしょう?




「筋痛症」 「アスペルガー」 ともに 正しい知識と概念 が広まりますように・・・

目に見えないものというのは、周囲に理解されずに誤解されたり、間違った情報に翻弄されることも多いですね・・・
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by keisyan | 2009-07-25 19:57 | 自閉症

行動特性

今日は、同僚に自閉症のことを話す機会がありました。

子どものころの特性についての話の時に
「そのようなことは普通の子どもにはありがちだよね!」

「それはそうなのだけど・・・」
と上手く説明できなかったのですが、、、、

帰宅して本を読むとこう書かれていました。


【自閉症スペクトラム】 ローナ・ウィング 著 より

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自閉性障害は発達のいろいろな領域にみられる問題です。

典型的な行動特徴の多くは極端な未熟さによるもので、年齢や他の領域のスキルと比較してかけ離れているために奇妙にみえるだけなのです。

自閉性障害を持つ子どもの行動はすべて、ほかの子どもでも発達の途中のある時期に見られることがあるものです。

正常に発達している幼児でも興奮すれば手をたたきますし、遊びのなかで飛びはねたりぐるぐる走りまわることもあります。

子どもの話しはじめる年齢にもかなり個人差があります。
どんな子どもでもかんしゃくを起こしたり、布きれやぬいぐるみを手放さず、なくなると泣いたり、特定のものをこわがったり、食べ物の好き嫌いしたりすることはあります。

一歳代になり独立心が育ってくると、子どもは協調性がたいへん乏しくなり、指示を無視したり何を言われても拒否したりするようになります。

ただ異なるのは、社会性が正常に発達している子どもはこうした問題が一過性であるのに対し、自閉性障害をもつ子どでは何年にもわたって続くことです。

自閉症でない子どもは、発達の適当な段階 - ふつうは一歳代 - になると想像的な遊びやいろいろな活動を始めます。

しかし自閉性障害をもつ子どもでは、することが限られておりしかも反復的です。

もっとも重要な違いは、自閉症でない子どもはとくに同世代の仲間と社会的な相互関係をもつこと、コミュニケーションや遊びへの参加に強く関心をもつことです。

診断をする際に、自閉症以外の発達障害があるかどうかを考慮するときには注意が必要です。

重要なのは、自閉症スペクトル障害は、身体的あるいは心理的な他のあらゆる障害と同時に起こりうることです。

社会的相互交渉、コミュニケーション、想像力の障害の三つ組が存在するときに、ほかにどんな障害がいっしょに存在していようとも自閉性障害と診断しなければなりません。

三つ組はほかの障害名で言いかえることができないのです。

いつも 「子どもには自閉性障害に加えて何かほかの障害があるのだろうか」 と考えなければならないのであって 「自閉性障害なのか、ほかの障害なのか、どちらだろう」 と考えてはなりません。

自閉性障害の存在に気づくことが重要である理由は、子どもに必要なケアや教育のタイプを決めるもっとも大切な条件が、他の障害の有無にかかわらず自閉症であるかどうかだからです

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この本を読み始めると、おもしろくて(もちろん愉快なのではなく興味深いという意味)止まらなくなってしまうのです。

わたしって、頭のなかがいっぱいになると、お腹のなかもいっぱいになるのかな?
文字ではなく、ご飯を食べなきゃね(~_~)


体調メモ : 落ち込みが激しいので、昨日からお薬一錠。
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by keisyan | 2008-06-24 22:26 | 自閉症

ふりをする

【自閉症スペクトラム】
― 親と専門家のためのガイドブック ― ローナ・ウィング 著


この本↑を購入しました。

これを読んで、なんだか少しだけですが霧が晴れた部分があります。

―心の論理― 【スマーティ課題】 で、鍵コメさんからの質問に答えていても何かが違うと・・・でもなにが違うのかが解らない状態でした。

鍵コメさま、ちょっと質問を添付させていただきます。

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1)単に 鉛筆=正解 ケーキ=不正解 という分類なのか。

2)「ケーキ屋さんで見かける箱だから中味はケーキと類推したのに今回はだまされた」
  という苦笑の類いなのか。

「ケーキだと思うのは自分だけで、自分以外の大多数は、正解(鉛筆)と見破るに違いない。」
という確固たる信念(に近い思い)がある ・・・・ という可能性はまるで無いのでしょうか??

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【自閉症スペクトラム】 を読むと 「ふりをする」 ということが書かれています。
いつも紹介しているサイト 自閉症スペクトラムの心の謎 にも書かれていますが、、、、
ここを読んでも私にはよく解らなかった。


本にはこうあります。


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「生後2年目に入ると、社系的スキルのもう一つの面が現れはじめます。

それは想像力です。

子どもはおもちゃで遊びだしますが、はじめは単純な感覚を求めてだったのが、やがてはっきりとした目的をもつようになり、つぎにはごっこ遊びとなります。

子どもは、たとえば箱を赤ちゃんの人形のベッドとしたり、並べた椅子をバスにするなど、ある物たの何かに見たてて、ごっこ遊びができるようになります。

やがて子どもたちはいっしょになって遊ぶようになり、複雑な想像遊びをするように発達していきます。

想像のなかでは、どんなスキルでさえも可能になります。

とりわけ子どもは、想像によって社会的遊びのなかで別の人になったふりをし、その人の社会的役割を演じるようになります。

この種の遊びができるかどうかは、子どもに生まれつき備わっていて現れるまでに時間がかかる認識、人には思惑や感情があるとの認識、すなわち 「心の理論」 を発達させることにかかっています。

この認識が現れると、社会生活へのとけ込みに不可欠な、他人を理解するスキルを向上させることにごっこ遊びが役立つようになります。

これらの能力は、発達によって獲得される他のあらゆるスキルと同じく、脳の機能に基づいています。自閉性障害をもつ子どもたちは、この能力が欠けていたりひどく損なわれていたりしています。・・・・・・・」

****************


まず、多数派のわたしたちは・・・
お菓子の箱のなかに鉛筆が入っていることを知った私が、他人(自分以外の人)はどう答えるかを考えるときに、知らず知らずのうちにその他人(自分以外の人)のふりをして答えている、ということに気づきました。

少数派の自閉症の特徴は、理解とか信念とかの問題ではく、他人(自分以外の人)ふりができないから、ケーキと答えることができない ・・ ・のかも?

想像するということは、ふりをしているのですね。

逆の言い方をすると、この 「ふりができない」 というキーワードから、たくさんのエピソードが思い出されます。
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by keisyan | 2008-06-18 22:13 | 自閉症

就労支援の実際

今日は有給休暇を使って講演会に参加してきました。

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○保護者のための就労支援セミナー 第一部 学習会  

発達障害を持つ人への就労支援の仕組みについて学習します。

「発達障害を持つ人の就労支援の実際」
講 師: ハローワーク金沢 雇用指導官 竹腰弘毅氏  
      石川障害者職業センター 主任障害者職業カウンセラー 山本健夫氏  
      金沢障害者就業・生活支援センター 就労支援担当 松本千春氏  
      石川県発達障害支援センター 支援課長 宮下千代子氏
日 時: 平成20年6月17日(火) 午前9時30分~12時00分
場 所: 石川県こころの健康センター 2階 研修室
対 象: 発達障害児・者親の会会員、発達障害を持つ人の保護者、
      ご家族の方
参加費: 無料 

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とても有意義な会でした。。。ですが就労の困難さも実感。。。

ハードは整ってきているのですが、ソフトの部分がまだまだ未熟のような・・・
未熟なのは、もちろん、いつも周囲にいる家族の部分もです。

障害を踏まえて、本人は頑張るけど頑張らない。 (これが難しい)

障害の踏まえて、家族は 「こんなことくらい言わなくても分かるだろう」 とか 「こんなことはいっても無駄」 と思うことでも発信し続ける。 (これがまた難しい)

我家は定型発達者が多い家族です。

息子が生まれたときはまだ私の妹もいたので 定型発達者6人 対 不定型発達1人
その後、妹は嫁ぎましたが末っ子が生まれて 定型発達者6人 対 不定型発達1

これでは不定型の息子は対抗できませんね^_^;

当然かもしれませんが、定型の都合の良いように生活していたわけで、、、
都合が良いとは 「長男はこういう子だから、こういう対処をしてあげればいいのね」 ということです。(そのほうが物事がスムーズに運ぶのです)
祖父母も、両親も、兄弟も、そのようにして過ごしてきた。
それが当然のことのように ・・・

例を一つ挙げると、、、
電話がかかってきても取る必要がなかった ・・・ 誰かが取るから。
生活での面倒なこと、苦手なことは、誰かが変わってやってくれたのです。

本人も家族も面倒くさいことを避けてきたわけです。

だから、家から離れるこの時期まで、生きていくことに支障がでるほどの不定型だということが分からなかったのかもしれません。
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by keisyan | 2008-06-17 17:16 | 自閉症