変わる常識(うつ編④)
昨日の読売新聞より
うつノート(変わる常識)
― 頭痛や胃痛 体に強い症状 ―
・・・・気のせい?年?難しい診断・・・・
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― 前半部分省略 ―
うつ病は心の病気のはずだが、身体症状もでるのだろうか。
一般的にうつ病になると、憂うつになるなど精神症状がでる。
こうした症状の変化が強く表れれば、周囲や本人がうつ病を疑って心療内科や精神科を受診することが可能だ。
しかし、実は、身体の症状が強く出る場合も少なくない。
「うつ病は体の病気と考えたほうがいいくらい、様々な症状がでます」
と話すのは、東京女子医科大教授で精神科医の坂元薫さん。
うつ病は、脳の伝達物質の働きの乱れが原因で起きるといわれているが、こうした脳内の変化が身体にも影響して、様々な症状をひき起こしていると考えられる。
特に、いくつもの身体症状が重なって出てくるのが、うつ病の特徴だと考えられる。
食欲低下、不眠が必ずあり、さらに頭痛や目の疲れ、耳鳴り、関節痛、手足の冷えなど、全身にわかって症状が出ることも少なくない。
内科や整形外科などの他の科を巡ってしまうことが多く、治療の開始が遅れてしまう場合もある。
三木内科クリニック(東京)の三木治療院が、1998年から2000年にうつ病の患者161人を調べたところ、最初の受診で、うつ病と診断された人は10,5%しかしなかった。
「心身の異常に気が付いたら、まずはかかりつけ医に相談してみてください。
異常がないと言われた後も症状が続くようなら、心療内科を訪ねてほしい。
放置しておけば、うつ病の重度化につながり、治りにくくなる可能性もあります」
と坂元さんは話している。
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腰が痛い、首が痛いなどの痛みを訴えて来る患者さんに対して、診察をしていく会話の中で・・・
「夜は眠れますか?ご飯は食べれますか?眩暈や耳鳴りはどうですか?」
と必ず聞く整形外科医を知っています(^_-)-☆
【うつ病により表れる主な身体症状】
頭痛 耳鳴り 眩暈 味覚変化 口の渇き 目がかすむ 首のこり 肩にこり
呼吸困難感 息切れ 動悸 胸の圧迫感 胃の不調 腰痛 手の痛み痺れ
性欲減退 足の神経痛 関節痛 足の冷え痛み
by keisyan | 2007-09-01 09:34 | 雑記