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ネットの怖さ

昨日、こんなメールがありました。(編集部分あり)

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○○在住のMといいます。○歳主婦です。○○症で加茂先生にお世話になり、強ばっている筋肉を特定してもらい、近くの整骨院で治療中です。

私が加茂先生を知ったのは、この整骨院の薦めです。
二年近く通院して自転車に乗れるまで回復していましたが、どうしても奥のほうが痛く、やはり手術しかないのかと鬱になっていたからです。
今は、先生のアドバイスですっかり気持ちが楽になりました。

さて、掲示板に№○○の書き込みの方に伝えてください。
○○市の○○整骨院を推薦します。
○○先生は加茂先生の治療方法を支持しています。
注射はできませんがトリガーポイントの指圧やコンピューターを使った治療をしています。
主人も腰痛で救急車に乗ったことがありますが○○整骨院で今は荷物も持てるまで回復しました。
○○整骨院でホームページを見てください。

もちろん小松の加茂先生に診てもらえば一番いいです。

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「体験されたご自身から直接メールしてあげてほしい」
という私のお願いをMさんは快く承諾してくださいました。
本当にありがとうございました。


慢性痛の治療というのは、患者も治療者も根気のいるものだと思います。
特に長く患っていると、治療の過程でも痛みにははあるものです。
それが慢性痛なんです。(一度や二度の治療で治るものは急性痛です)

もし、Mさんが掲示板にその整体院の情報を書き込んでいたとします。
その時点で、その整体院は特定されますね。

もし、掲示板をみた誰かがその整体院に治療に行き、もし思うような治療反応がなかったとして、もしそのことを掲示板に書いたらどうなるでしょう・・・
それがネットに書き込むことの怖さだと思っています。

また非難するような事柄ではなくても、具体的な治療内容を書かれると、都合の悪いことも多いと思います。
患者さんの症状によって治療内容が異なることは当然なのですが、文字になることによってすべての人が同じように対応してもらえるとの誤解を招くおそれもあります。

by keisyan | 2008-04-03 19:10 | 痛み