群れを成す動物
自閉症スペクトラムの心の謎 より
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我々は「群れを成す動物である」
利害関係、同郷、同じ職種、同じ学校の卒業、縦社会等などで他の群れ
派閥争い、思いどおりにならないグループ
一匹狼的な存在、擦り寄らないヒト達に対して批判、悪口等の排他的な攻撃を仕掛ける のは
ヒトが他の縄張り争いやボスを決める動物達と同じ種類の発達を遂げた地球上の動物である定めである。
しかし、自閉症スペクトラムの子ども達は、どのグループにも属さない人達です。
多少の学習が進むと、語彙が増え、情報処理が出来るようになると、他人の感情を読み取る事が出来るようになってくる。
しかし、人間関係をとるという困難な課題には、相互理解とことばのやり取りと、ヒトとヒトとの距離を取る事が人間という事である。
この距離感が難しい。
自閉症スペクトラムの人達は派閥を作らないし、悪口も言わない。
しかし、孤独を愛するわけではない。
愛して欲しかった。
そのための、お返しや、愛してもらうために相手の心に訴えかける何か が思い浮かばなかった。
可愛くないのである。
しかし、心の中では愛して欲しく、そのジレンマに悩んでいたという、心の中を知ればいとおしい。
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私は痛みを持つ人たちが群れる 「筋痛症の掲示板」 の管理人である。
でも、派閥を作りたくないし、排他的な攻撃の場にもしたくないのです。
その上で 正しい知識を伝える ということがもっとも重要!!!
人と人との距離感は、とても難しいのだけど ・・・
これからも 相手の心に訴えかける何か を想像しながら続けていきたいと思っています。
by keisyan | 2008-06-14 23:18 | 自閉症